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高森明勅
2017.6.14 11:31

テロ等準備罪?

テロ等準備罪を新たに導入する為と称する
組織犯罪処罰法改正。

しかし実際は、何らテロ対策にはならない。

どころか、テロ対策の為の条文は1ヵ条も無し。
余りにもフザケた話。
また、
政府はパレルモ条約締結の為に必要と主張した。

しかし事実として、
条約締結の為に共謀罪立法を行った国は
殆どない(
187ヵ国中2ヵ国のみ)。

現に、国連もそれを義務付けていない。
これ又、大嘘。

そもそも共謀罪は、司法取引や秘密捜査など、
日本では採用されていない(はずの)手法とセットで、
初めて機能する。

一方、これも日本には無い、陪審制があってこそ、
それに一定の歯止めを掛け得る、
と指摘されている。

百害あって一利なし、とはまさにこのこと。

それを、
我々が眼前に見ているような手口で
押し通す政府の底無しの危うさ
に、
そろそろ国民は気付くべきだ。

高森明勅

昭和32年岡山県生まれ。神道学者、皇室研究者。國學院大學文学部卒。同大学院博士課程単位取得。拓殖大学客員教授、防衛省統合幕僚学校「歴史観・国家観」講座担当、などを歴任。
「皇室典範に関する有識者会議」においてヒアリングに応じる。
現在、日本文化総合研究所代表、神道宗教学会理事、國學院大學講師、靖国神社崇敬奉賛会顧問など。
ミス日本コンテストのファイナリスト達に日本の歴史や文化についてレクチャー。
主な著書。『天皇「生前退位」の真実』(幻冬舎新書)『天皇陛下からわたしたちへのおことば』(双葉社)『謎とき「日本」誕生』(ちくま新書)『はじめて読む「日本の神話」』『天皇と民の大嘗祭』(展転社)など。

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